2014年10月18日
何時もより少し早めにホテルを出発して三国国境線(ロシア中国北朝鮮)
を見に行く。
琿春南部の防川から図們江に沿って約15km下ると、日本海にたどり着
きます。
琿春市内の様子
黄色く色付いた唐松林の山道を圏河通商口(国境ゲート)に向う
登り道が続きます。
トンネルを潜ると下り坂にさしかかり目的地へ。
立派な圏河通商口(国境ゲートの正面)に着きました。
圏河通商口は図們江を境界とする北朝鮮への通商口(国境ゲート)で
あり、北朝鮮の羅津先鋒自由経済貿易区の元汀里通商口と相対してい
る国家一類(重要)通商口です。琿春市街地から39km、北朝鮮の
羅津港から48km離れており、中国と北朝鮮の羅津先鋒自由経済貿
北朝鮮に物資を運ぶ車両です。
正面の右側が物資の出国ゲートで海管(税管)の検査を得て橋を渡っ
て北朝鮮に入ります。
人の出入国(入境、出境)ゲートです。
検査をうけて北朝鮮に帰る人や観光、ビジネスマンの光景です。
国境ゲートは軍の管理で警固に部隊が駐留しているようです。
軍の宿舎や等は撮影禁止で外国人の違反者には厳しい罰則があり気
をつけましょう。
有刺鉄線が張られている先に見える図們江の橋を渡れば北朝鮮ゲート
紅葉と青い空の図們江はこの時季が一番美しいようです。
北朝鮮のゲートが見えます。
拡大写真です。
日本海沿岸を目指して更に進みます。
冬には水位が下がり凍結する為、この川を渡る脱北者が多いようです
敬信郷防川のロシア国境線です。
僕の背後が中露国境線で有刺鉄線が張り巡らしてあります。
前の道路の反対側が中朝国境の図們江で遠くの山が朝鮮です。
北朝鮮側です。
この地で中露国境終結に功績を称えた方の像です。
背後の下には豆満江が流れ、北朝鮮の山間が望めます。
朝鮮の山々
兵舎が見えます。
吉林の防川村は「鶏が啼けば三国に聞こえ犬が吠えれば三国を驚かす」
と言われています。
此処からバス(10分弱で)に乗り換えて最終地まで。(軍施設がある
為、団体のみ許可)
建物にはロシアや北朝鮮のお土産品コナーや喫茶店が営業しています
此処まで訪れる観光客は少ないようです。
図們江と北朝鮮
背後の左側が日本海です。
ロシア、中国北朝鮮国境の日本海側です。
豆満江にかかっている橋は565メートルの「親善橋」と呼ばれる鉄道
橋で、北朝鮮の豆満江駅とロシアのハサン駅を結んでいます。
下に有刺鉄線が張られている。ここの中国領は道幅(約8m)だけ。
ロシア国境は草むら覆われています。
山間に白い杭と有刺鉄線が見えます。 琿春に戻る途中に田舎の食堂で遅い昼食を頂きました。朝鮮族の主人が自給自足の材料で作った料理や自家製味噌で作った
熱いスープがとても美味しく胃袋を満たしてくれました。
裏の畑で取れた野菜の漬物が子供の頃に食べた味によく似ていた
三国国境地帯を後に、これより牡丹江(約300km)目指して出発で
す。
琿春ゲート(14:25)~図們~延吉~敦化市から南側ルートで牡丹
江に。
高原地帯を通過
山間と農村地帯のくり返し
白樺林が続きます。
敦化市(ゲート)~南方ルートで黒龍江省に入って牡丹江に向えま
す。
名馬の産地だそうです。
満州族の農村地帯で朝鮮族と家の色彩が違います。
鏡泊湖は吉林境界より黒龍江に広がる大きな湖で日本の琵琶湖より
遥かに大きい湖です。
日が暮れて外は見えません。
19時牡丹江に着きました。
東北地方の鍋料理で早速夕食です。
酸味のある白菜付けと骨付き豚肉に薬味で食べます。
お腹も空きすぎて冷たいビールに!実に美味しい!
薬味と前菜です。
腸詰めです。 生もよし、鍋で煮てもよし! お疲れ様!
帰りに美人オーナーと次回の約束で記念の一枚です。 今日は朝から一日とびまわり本当に疲れました。 ゆっくり休んで明日はハルピンに帰ります。